近代の冠婚葬祭には、三つのエポックメーキングな時期がある。「一九〇〇年代(明治三〇年代。近代国家の確立期)一九六〇年代(昭和三〇年代。高度経済成長期)一九九〇年代以降(平成以降。バブル経済崩壊以降)」明治三〇年代、二〇世紀初頭の話からはじめよう。冠婚葬祭の習俗は階層や地域によってまちまちで、細かいことをいいだしたらキリがないのだけれども、近世の武家で幅をきかせていたのは「小笠原流礼法」だ。小笠原流とは、その名の通り、小笠原家が伝えるマナーの形だ。もともとは鎌倉時代の弓道と馬術の礼法で、こっちはこっちで今も残っているのだが(源頼朝の家来だった小笠原長清が祖といわれ、室町時代からは冠婚葬祭や日常生活のマナー全般の規範となった。足利義満のマナーの先生だった小笠原長秀が祖といわれる)。もっとも庶民にそんなものは関係ないわけで、「小笠原流じゃあるまいし」といったら、それは「堅苦しいことはやめようぜ」の意味だったりもしたらしい。
人の死の知らせは突然やってくるものです。驚きと悲しみで動揺し、パニック状態に陥ってしまうこともあるかもしれませんが、できるだけ落ち着いて対応しましょう。対応の仕方は、これまでの付き合いの度合いによって異なります。亡くなったのが肉親や近親者、親しい友人の場合は、連絡を受けたらすぐに駆けつけます。通夜や葬儀の準備の手伝いを申し出るのもよいでしょう。取引先の社員や家族の場合は、連絡が入ったらすぐに上司や担当者に連絡し、弔電や供花の手配、通夜や葬儀への参列者などの指示を受けます。もし、遺族の方から直接連絡を受けたときは「このたびは突然のことで何と申し上げていいのか……」とお悔やみの言葉を述べ、必要なことを確認します。
「子どもじゃあるまいし、ファッションぐらい自分の好きにさせてよ」という人もいるかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。自宅に来た保険会社のセールスレディが、シワだらけのシャツに身を包み、ノーメイクにボサボサの髪だったとしたら……。いくらセールストークが上手でも、やはり「この人で大丈夫かな?」と少し不安に思うはずです。どんなにセンスが良く、バッチリ着こなしていたとしても、セールスの仕事をする時の服装とはいえません。人間は、初対面の人と接する時、どうしても見た目の印象から人柄を判断しようとします。だらしない格好、あるいは品のない格好をしていれば、それだけでもう第一印象から損していることになります。「社会人らしい服装」の最大のポイントは、「清潔であること」と「働きやすいこと」です。流行やセンスの良さなどのプラス面を強調するよりも、いかにマイナス面を少なくするかを重視して選べば、最初のうちは間違いありません。
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